スウェーデン イエテボリ大学歯周病科研修 ③

      2026/04/30

DSC_1206今回のイエテボリ大学歯周病科での多くの話題は、やはり日本でも問題になっているインプラント周囲炎の話だった。

インプラント周囲炎とは、言うならばインプラントの歯周病。

インプラントは虫歯にはならないが、歯周病のように歯茎が腫れ、血が出て、膿が出る。ひどくなると骨が溶けてインプラントが揺れて咬めなくなる。

それでも痛みはほとんどないので厄介です。

検査以外に自覚症状が非常に乏しいため病状に気づくことができないのです。

日本でも大きな問題になっています。

高額な費用を支払い数年でダメになる。

それは訴えたくなる気持ちもわかります。

あなたは「インプラントは歯じゃないから痛くもないし大丈夫」だなんて思っていないでしょうか?

インプラント周囲炎の診断は、レントゲンでの骨の状態と普通の歯と同様に歯茎の検査で初めてわかるのです。

必要な検査をしっかりと定期的に受けることで変化に気づくことができ、大ごとになる前に対策をたてることができるのです。

当院のインプラント治療は、私がインプラント導入にとても慎重だったこともあり、口腔インプラント学会認定100時間コースの受講やその他、各インプラントメーカーのハンズオンセミナー、CTセミナーなどの受講および、インプラントにかかわる歯周組織についての勉強などに時間がかかり3年以上導入に時間がかかりました。導入が遅くなったこともあり、まだ実績としては10年に満たないのですが、幸いインプラント周囲炎の発現は1本もありません。

もちろん、ダメになったものもありませんが、インプラントを長持ちさせるためには何よりも患者さんのセルフケアが重要なのです。

そもそも、インプラントを入れなければいけない患者さんは、歯をなくすような生活を送っていたわけです。歯の病気は虫歯にせよ歯周病にせよ生活習慣病なのです。

歯を失うような生活をしている患者さんに対し、その原因を明確にして生活改善を行うことができなければ歯周病と同じ原因をもつインプラントも病気になるのは当然のことです。

インプラントが病気になるだけではありません。

全身的に健康を損ねていくことは間違いないのです。

当院では、当たり前のようにしていることですが、口腔の健康は全身の健康の第一歩と考え、なおすこと以前に病気の状況を正確につかむための検査を十分に行います。

その結果から患者さんと十分に相談したうえで必要な処置を行います。

そこには予防も含まれます。

イエテボリでの教えでは一貫して「完全な検査が必要である」「患者さんのセルフケアとメインテナンスは必須」ここには歯科医療の長い歴史とエビデンスによって実証された真実があります。

現在の歯科医療を受ける患者さんのの風潮として「インプラント」「セラミック(ジルコニア)」「歯内療法」「審美修復」「咬合」と言った歯科医療の一部分を見て、その技術の上手な歯科医院を探しているように思われます。

インプラントが上手に入れば、きれいなセラミックが入れば、上手に根の治療がしてもらえれば・・・健康は手に入るのでしょうか?

確かに、治療技術があまりにも低レベルの歯科医師が非常に多いのも現実なのですが・・・。

来院される被害者を目の当りにして愕然とするのです。

 



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