根管治療
抜歯を宣告された歯を救う、再建治療
「根の治療を何度も繰り返しているが、一向に良くならない」
「神経を抜くしかない、あるいは抜歯しかないと言われた」
根管治療とは、細菌に感染した歯の神経(歯髄)や、過去に治療した根の中を徹底的に清掃・消毒し、歯を抜かずに保存するための「基礎工事」です。
当院の根管治療には、一つの大きな特徴があります。
それは、「成功したときのみ、費用を頂く」という成功報酬型のシステムです。
これは、私たちの技術に対する矜持であり、患者様の貴重な歯と人生を背負う覚悟の証でもあります。
成功報酬型システム:半年後の「真実」をもって対価とする
一般的な歯科医院では、治療が終わった日に精算が行われます。
しかし、根管治療の真の成否は、被せ物をした直後ではなく、数ヶ月後のレントゲン像に現れます。
半年間の経過観察
根管充填後、半年間は「仮歯」の状態で過ごしていただきます。
CT・レントゲンによる予後確認
半年後、精密検査を行い、根の先の病変(膿の袋)が縮小・消失していることを確認します。
成功時のみのお支払い
そこで初めて治療成功とみなし、治療費を頂戴いたします。
もし、万が一治療が上手くいかず「抜歯」という判断に至ってしまった場合、その歯の根管治療費は一切頂きません(※その後の入れ歯やインプラント等の費用は別途必要です)。
「治せなかったものにお金は頂かない」という、医療の本質に立ち返った仕組みです。
成功率を極限まで高めるポイント
根の中は暗く、狭く、複雑に枝分かれしています。
肉眼に頼った勘の治療では再発を防げません。
歯科用CT:見えない管を「可視化」する
根管は人によって本数も形も千差万別です。
従来の2次元レントゲンでは死角になっていた「隠れた根管」や「根の先の破折」をCTで3次元的に把握することで、原因不明の痛みの正体を突き止めます。
ニッケルチタンファイル & 超音波洗浄
非常に柔軟性の高い「ニッケルチタンファイル」を使用し、湾曲した根の形に沿って精密に汚れを掻き出します。
さらに、超音波振動を利用した洗浄液の還流により、ファイルの届かない微細な枝分かれ部分まで徹底的に除菌します。
MTAセメント:生命の治癒力を引き出す
根管の壁に穴が開いている(穿孔)場合や、根の先を封鎖する際には、生体親和性が極めて高い「MTAセメント」を使用します。
高価な材料ですが、当院では必要と判断した場合は追加料金なしで使用します。
ラバーダムの「適切な」運用
私たちはラバーダム(ゴムのマスク)の有効性を認めつつ、画一的には使用しません。
ラバーダムは無菌化に役立つ反面、患者様の表情が見えにくくなり、急な体調変化や苦痛に気づきにくいというリスク、また器具の誤飲事故を招きやすい側面もあります。
当院では「安全」を最優先し、患者様の状態を総合的に判断して使用の可否を決定します。
ファイバーコア:歯の破折を防ぐ「しなり」
治療後の根には、金属ではなく「グラスファイバー」の土台を使用します。
天然の歯に近い「しなり」を持つため、強い力がかかっても根が割れるリスクを大幅に軽減できます。
「抜歯」という宣告を、希望へ変える難症例対応
他院で「根が割れている」「根の先に大きな膿がある」として抜歯を勧められたケースでも、当院では以下の高度な手技によって保存を試みます。
歯根端切除術
根の治療を繰り返しても治らない頑固な病変に対し、外科的に歯茎からアプローチして根の先(感染源)を直接切り取る方法です。
歯根破折への挑戦(接着法・再植法)
歯が割れてしまった場合、通常は即抜歯となりますが、当院では「接着」という選択肢を持っています。
口腔内接着法(直接法)
お口の中で割れた部分を精密に接着・補修します。
口腔外接着法(再植法)
一度慎重に歯を抜き、お口の外で完璧に接着・修復してから元の場所に戻す、高度な技術を要する処置です。
ヘミセクション / トライセクション(分割抜歯)
複根歯(根が複数ある奥歯)において、悪くなった根だけを切り離して取り除き、健康な根だけを残して土台にする方法です。
「全部抜く」のではなく「半分残す」ことで、入れ歯やインプラントを回避します。
結びに:その歯、本当に抜かなければなりませんか?
「もうこの歯はダメだ」と諦める前に、私たちにご相談ください。
テクノロジー(CT、ニッケルチタン、MTA)と、技術(再植、接着)を組み合わせ、私たちはあなたの歯の最後の防波堤となります。
半年後、レントゲン写真に白く健康な組織が戻ってきたとき。
その喜びを、あなたと共に分かち合えることを願っています。